昨日、一昨日と出店をしていたら「子供が江戸習慣という時間に頭に手ぬぐいを巻いて使うんです」というお客さんが来てくれて手ぬぐいを選んでくれました。
江戸週間ではなく江戸習慣なんだと思いますが、保育園児ぐらいの小さいお子さんがお掃除の時間とかに被って使ってくれるのかなと思いながらお話を聞いていました。
可愛いだろうなー。そんな時間にと、うちの手ぬぐいを思い出してくれて嬉しかったです。
ありがとうございます!
楽しそうに手ぬぐいを選んでくれている顔を直接見られるのが、制作の原動力になっています。また頑張って作りますね!
【先週制作した手ぬぐい】
予告通りではなかったですが3種類作りました。
そろそろ乾燥し始め、版が乾いてしまい一度に刷れる数が少なくなってきました。ここからは乾燥との戦いとなります。
加湿器も間に合わない季節、嫌ですね。
●千鳥
こちらは先週説明しましたので省略します。詳細は→今週のメルマガ?第3号
「ネコ」は、夜目が利くことから悪魔や悪霊を遠ざける神秘的な動物と考えられていました。
暗い世の中でも先が見通せますようにと願ってデザインしています。
そしてこの猫たちは家に遊びに来ていた猫がモデルです。2匹の茶色の猫以外にもシッポの太い猫や小さい猫、シッポが曲がっているのや短いのなど茶色の猫以外にも、黒猫の中に8匹ほど他と違う猫がいます。
色は「茶色」の猫のほかに、「黒猫」の耳に「水色」のビーズと「赤色」のビーズがついている猫がいるため、4色刷りとなります。
ともぞう本舗の刷り方(捺染:なっせん)は1色ずつ版を変えて刷るので、黒猫を刷った後乾かして、茶色の猫、水色のビーズ、赤のビーズと順番に刷っていきます。
鏡文字の「左馬」の中にちゃんとした馬が9つあり「馬九行く(うまくいく)」という「万事うまく(馬九)行く」の語呂合わせになっています。
市松模様に見えるように並べてあるので、遠く方見ると文字には見えず使いやすいデザインになっています。
鏡文字の「左馬」は、将棋駒の置物で「馬」の字が逆さに書いてあり、「うま」を逆から読むと「まう」と読むことができ、昔からめでたい席で踊られる「舞い」を思い起こさせるので、福を招く縁起のよい駒とされています。
また「馬」の字の下の部分が財布のきんちゃくの形に似ているので、きんちゃくは口がよく締まって入れたお金が逃げていかず、古来から富のシンボルとされています。
そして馬は人がひいていくものですが、その馬が逆になっているため、普通とは逆に馬が人をひいてくる(=招き入れる)ということから商売繁盛に繋がるとされています。
【今週の制作予定】
今週は来年の干支手ぬぐいのデザインを考えるためにトラを見に動物園に行くため制作時間が取れなさそうなので、下準備や納品に時間を充てることにしました。そのため今週の制作はありません。とりあえず昨日上野動物園に行ってきましたが、もしかして見られなかったら困ると思って予約した多摩動物公園にも明日行ってくるのでいいアイデアが浮かぶといいなと思っています。
【手ぬぐいの作り方 ー元のりの話ー】
ともぞう本舗の手ぬぐいは元糊に染料を混ぜた色糊を使って染める捺染(なっせん)という方法で制作しています。
まずはアルギン酸ナトリウムの粉末から元糊を作ります。
水に触れるとダマになりやすいのでダマがなくなるまでミキサーで混ぜます。
この滑らかになった元糊に染料を混ぜて色糊を作ります。
色糊の話はまた来週!
【今週の出店予定】
11/13(土)13:00〜17:00
11/14(日)13:00〜17:00
吉祥寺中道通りハウス秋山駐輪場
※今月も毎週土曜・日曜にハウス秋山で出店です。
雨でも風がなければ出店します。雨の日は自転車置き場の奥に引っ込んでますが怖がらずに見に来てください。
出店する時はネットショップにある手ぬぐいと吉祥寺限定販売の手ぬぐいを持っていきます。
ネットショップで日曜日に販売する制作中の手ぬぐいは、洗い上がりの関係であったりなかったりします。
ご了承願います。
【ネットショップ】
いつでもオープンしていますので是非ご利用ください。
▶︎▶︎▶︎ 手染め手ぬぐい屋ともぞう本舗(通販部)はこちら
【お知らせ】
11/19(金)15:00〜19:00(小雨中止)
「つながる道草市」で出店します。
場所は三鷹駅南口「緑の小ひろば」です。
手ぬぐいの端切れや刷る前の白生地の端切れも販売する予定です。
お時間がありましたら是非お越しください!
今週のメルマガ?は月曜日か火曜日に書こうと思っていましたが、4号は水曜日になってしまいました。でもとりあえず書けてよかった!
頑張って続けて書いていけるように頑張ります。
ではまた来週。
ともぞう
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